2013年1月12日土曜日

飛行機に乗り遅れそうになり、航空会社に「爆弾が仕掛けられている」と電話した男の話。

中国は広東省広州市にある白雲国際空港で、昨年の大晦日、指定の便に乗り遅れそうになった乗客が、航空会社に、自分が乗るはずの飛行機に「爆弾が仕掛けられている」と電話をして、空港警察が出動する騒ぎとなったとのことだ。

飛行機に乗り遅れ「爆弾がある」、新年を間近に控えた大晦日の空港で。(ナリナリドットコム)

この犯人をバカと罵るのは簡単だが、注目したいのはその経緯である。

この犯人、空港へ向かう途中、渋滞に巻き込まれ、乗り遅れることが確実になり、慌てて航空会社のカウンターに何度も電話したというのだ。
ただ、残念ながら、その内容が、自分が空港に到着するまで待ってくれという懇願の電話だったため相手にされなかったようだ。
そして遂に、この男性、腹いせに思ったのか、飛行機を飛ばせまいとしたのかは定かではないが、「爆弾が仕掛けられている」と電話してしまったという。

ここで思うのは、航空会社の電話オペレーターが、「飛行機を待たせる」のは無理だとしても、なぜ代替案を示せなかったのかということだ。
一言「今すぐ、次の便のキャンセル待ちに切り替えることが可能です。目的地には○○分遅れで到着可能です」と伝えていれば、ここまでの騒ぎになることはなかったのではないのだろうか。

そう思うのは、記事の冒頭で、
『こうしたケースは過去にも世界各地から伝えられたことがあるが、今回は新年を間近に控えた大みそかの出来事だったこともあり、関係者は怒り、唖然としているという』
と、さらりと書かれていることだ。
つまり、追い込まれて「爆弾が仕掛けられている」と電話する者は他にもいるということだ。
にもかかわらず、そんな電話するバカの相手はしていられないと、何の対策もしていないのはある意味、航空会社の対応ミスという側面もあるのではないだろうか。

乗り遅れそうになっている乗客というものは、少なからず慌てているはずだ。
そんな普通じゃない精神状態の客が出した要求を言葉のままとらえて、「無理です」と突き放してしまえば、客の精神状態が余計に悪化することは、精神科の医者でなくても十分想像のつくことだ。

多くの人々が迷惑を被ったこの事件、関係者はただ怒り、唖然とするだけではなく、慌てている客に対する接客方法と、スムーズに次の便に誘導できるサービスを検討するべきだろう。
それがこのような馬鹿げた事件を未然に防ぐことになると思えば、表面上のコストアップは実質的には十分ペイするはずだ。

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